主婦が色々な事に挑戦するという趣旨から外れるので、あまり「障害」ネタは書かないようにとは思っているのですが…。

昨日、京都でてんかん発作が関連する重大な交通事故が起きました。

運転手の男性も亡くなってしまいました。

これでは、被害者の方々にお詫びすることも罪を償うこともできないじゃありませんか。

私の子供もてんかん持ちです。

他にも持病がありますが、年に1回あるかないかの発作を警戒して、親も教師も目が離せません。

常に見守れるように努力してくださっている学校には、本当に頭が下がります。

子供を介して、何人ものてんかん持ちの方やその保護者とも知り合いました。

皆さん口を揃えて、我が子に免許は無理、と言っています。

発作が起きたときの様子や、リスクを十分理解しているからこそなんですよね。

また、上の子がてんかんで…と話題に出ると、実は私も…と打ち明けてくれた方もいます。

中には毎日運転している人もいます。

勿論、そういった方は皆さん幼少の頃に発作が起きたきりで、その後は一切脳波検査でも異常が見つからず、服薬もなく、女性なら出産を許された方ばかりです。

とても難しい病気で、てんかんだからこう、という決められたパターンの病状が出る病気ではありません。

完治する人もあれば、年齢と共に重症化する人もいます。

だから一様にてんかん患者から運転免許を剥奪せよとは言いませんが…。

小さい頃から発症していれば、自分には無理・うちの子には無理、と私の周りにいる人達のように笑って話せているでしょう。

問題は、大人になってから発症した人。

起きるかどうかわからない、起こらないかもしれない発作のために、運転を控えるというのは不便ですし苦痛でしょう。

私も車が欠かせない生活なので、想像しただけでも辛いです。

年にたった1回しか発作が起きないとして、残りの364日は運転させよ、との主張もわかります。

でも、大人になってから発作のあった人は、やはり運転するべきではないと思います。

今回の運転手も、今年に入ってから何度も発作があったとか。

発作のあとは何事もなかったかのようにケロっとしているタイプの人だったのでしょうか？

昨年に続いて今年もこのような事故が起きた以上、世間の関心は高くなってしまっています。

てんかん患者というだけで差別される事も増えるかもしれません。

でも、私はその差別は悪くないと思います。

運転免許に関しては、自己申告しか防ぐ手立てがないのですから。

てんかん患者本人の意識を高めるためにも、社会の関心が高い方がいいです。

差別を恐れて自分の病気を言えなくなるのではなく、自分はこうだから運転できる、自分はこうだから免許取得は考えていない、だからもう差別しないで、と自己主張できるほど、自分の病気を理解して欲しいと思います。

日本てんかん協会でも、てんかんと運転免許についてのHPを開設しています。
　　リンクは許可制のようなので、ここにリンクは貼れません。
　　日本てんかん協会　で検索してみてください。

てんかんの持病のある方、その家族、知り合いにてんかん患者のいる方は、ぜひ読んで理解して頂きたいと思います。

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